占いが効果を発揮するのは迷ったときや不安なときです。
いろいろな情報があって混乱していたり、情報が無くてどうしたら良いか分からなくなるときは不安になります。
占いはこういうときに自分の代わりに状況を整理し、どうしたら良いかを教えてくれます。
ただ、占いは状況の整理や選択肢の提示、今後の見込みや可能性について教えてくれますが、願いを叶えるのは自分自身になります。
こうやって文字にすると当たり前のように感じても、迷ったり不安になったりすると「何とかして欲しい」となりやすいです。
これについてもちゃんと可能性を示してくれるのも占いの良いところです。
占いは「その願いの善し悪し」を教えてくれ、その願いが理にかなっているなら「願いの叶え方」を教えてくれます。
理にかなうかどうかは、その人自身に合っているかどうかが基準になっています(世間的な常識などは関係無いです)。
もちろん、願いの全てが叶うとは限りませんが、占いによって可能性を上げることは出来ます。
世間的な占いのイメージとは少し違うかもしれませんが、こういう占いの世界観を持っている占い師も意外に多いです。
現実的で一つずつ積み上げて結果を出していくことで、何に迷っているかをはっきりさせ、不安を取り除くことが出来ます。
不安や迷いが辛くなってきている時代だからこそ、占いが使われています
今の時代、迷いや不安は10年前よりも多く、30年前よりも強くなっています。
人との繋がりが弱くなり、自分で自分の現状や未来に向き合う必要性が出てきているからです。
昔はこうしなければならないというルールが明確でした。
今はそのルールが破りやすくなっていますし、破ることが出来るようになっています。
自由になった分だけ、引き替えとして「自己責任」がおしよせてきています。
自己責任は昔もあったのですが、人との繋がりが薄くなった分だけ、ダイレクトに自分のところに押し寄せるようになっています。
強い人は別ですが、繊細な人や敏感な人にとってどうして良いか分からなくなる状態です。
また、強い人でも何かの拍子に調子が崩れたら、「本当に大丈夫だろうか」と不安になることもあります。
自分で考えないといけないので、余計に辛くなってきた時代
結果的に「大丈夫」という安心を得たいために、どうすれば正しいのだろうという正しさを求めるようになっています。
正しさを求めれば求めるほど、「本当に大丈夫なのだろうか」という不安が強くなるというデメリットが出てきています。
占いで重視するのは、「正しさ」ではなく、その人にとっての「必要性」です。
正しさを追求していくと、常識がついてまわります。
でも、常識で判断していけることなら、今のような不安や焦りは出てきません。
「こうすれば良い」と分かっているからです。
不安や焦りは「どうすれば?」から出てるので、常識や経験が役に立たないです

その結果、迷いや不安が強くなってきています。
この「どうすれば?」を出してくるのが占いであって、重視するのは「正しさ」ではなく、その人にとって「今、必要な思考や選択」です。
「どうすれば?」に対して、「こういう選択やこういう風にすると良いよ」という道筋を示してくれるわけです。
長いこと感じていた不安や焦りに出口が見つかり、次のステージに上がる瞬間です。
占いの良いところは、完全な第三者で相談者と無関係ということです。
相談者と無関係だからこそ、相談者にとっても冷静に見た第三者の言葉として受け止めることが出来ます。
占いは相談者を基準に人生を理解する
占いは相談者そのものを軸とするため、今直面している問題や方向性が明確になります。
これが友人や知人など身の回りに相談するのとは違う点です。
どうしても近くの人間に相談すると、様々な背景や個人の想いで応えようとしてくれます。
それはありがたいことですが、それが迷いを深めることになります。
よくあるのが、こうした方が良いという常識を基準にした押しつけがあることです。
もしかしたら正しいアドバイスなのかもしれませんが、正しさで苦しんでいる現状からすれば余計に辛くなるかもしれません。
周りの人の声を聞くことで自分と周りを比較しやすくなるため、余計に焦ったり不安になったりする可能性が出てきます。
周りの言葉を大切にしてしまうことで、周りから影響を受けてしまい、どうしたら良いか分からなくなる状態です。
これではいつまで経ってもどうして良いか分からないですし、正解を探してさまよってしまいます。
第三者に相談する、しかも、それを占い師に相談するメリットはここにあります。
誰かに相談するのは自分で判断出来ないからですが、「何かを決めないとダメ」という焦りもセットになっています。
どうして良いか分からなくなっている時に必要なことは、「こうしたら良い」の前に「今はこういう状況にあるよ」という現状を教えて貰うことです。
未来を知ることに合わせて、今を知らないと未来に進めない
占いで重視するのは「どういう未来が待っているか」もありますが、「今はどういう状況にあるのか」という現状整理です。
人それぞれ同じような環境でも、置かれている状況は違います。
どうしたら良いか分からないのも、現状があるからこそ分からなくなっています。
そのため今の状況をお伺いしながら占っていきます。
今の状況がその人に合っているのかどうか、合っていないならどこが合っていないのか、どうすれば合うように出来るのか、その結果どういう未来に繋がっているのかなどです。
人は分からないから不安や焦りが出てくるのですが、どんな状況にあったとしても「こういう状況です」って提示して貰えると楽になります。
だって、そこから先は「それを目安に修正していけば良い」という現実的な対処が浮かんでくるからです。
もちろん、占いの結果が良いか悪いかは気になります。
しかし、結果が出れば後は対処をしていけば良いので、不安や焦りは減っていきます。
もし可能ならば、占いの結果が出てきたときに、その占いがどの程度自分に合っているのかをチェックすると良いです。(通常、占い師さんはその人に合わせて微調整してくれます)
どんな占いでも自分に合うわけではなく、合う占いと合わない占いがあります。
私はそのズレを少しでも少なく出来るように、相談者と現実のすり合わせをしながら鑑定を進めていきます。
占いは現実と合ってこそ、最大限にその力を発揮してくれるからです。
占いが現実と一致している事が確認出来れば自信を持って選択できる

占いと現実の一致度が高ければ高いほど、自分にとってその占いは役立つ事を意味し、結果的に今の迷いや不安に対して出ている答えが役立ちます。
しかも、迷ったときや不安な時ほど、自分以外の基準で自分を見つめ直すこと出来るようになるメリットもあります。
同じ所をぐるぐるとまわっていると、ネガティブになりやすいというデメリットもあるので、こういうときは早めに相談した方が楽になれます。
占いは迷いや不安で時間と体力を消耗する状況を減らしてくれます。
不安や焦りで辛くなり始めたら、占いの出番です。
一緒に読んでみてください:「八方塞がりの過ごし方」